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ミッチの部屋


クリケット + CAMP = 創造性

〜CAMPクリケットワークショップに参加して
ミッチェル・レズニック(マサチューセッツ工科大学メディアラボ教授)

1月20日、CSK多摩センターで行われたCAMPクリケットワークショップに参加できたことをとても嬉しく思っています。 私がワークショップが成功だったかどうかを考える1つの基準。それは、こども達によってつくられた作品が多様性にとんでいるか、という点です。もしワークショップでつくられた作品がどれも似かよっていたら、そのワークショップではこども達の創造性はあまり発揮されなかったのかな?と思います。ところが1月20日のワークショップでは、30人のこども達が、踊るトーテムポール、猫ロボット、コーヒー豆自動供給機など、本当に幅広い創造的な作品を作りあげていました!
何がこの多様性をうみだしたのでしょうか?
今日は『創造的な学びのスパイラル』についてお話しようと思います。CAMPのワークショップスタッフ達はこの『創造的な学びのスパイラル』のすべての部分で確実にサポートをしていたように見えました。このスパイラルはだいたい以下のような順番で考えることができます。

●IMAGINE:想像する
ワークショップの始まる前、CAMPスタッフがサンプル作品を部屋のあちらこちらに置きます。こども達は、部屋に入るとすぐに作品を見て、感じて、想像力を刺激され、「わぁ、このクリケットで何ができるんだろう!」という期待感を与えられたのです。

●CREATE:つくる
CAMPスタッフは、レゴ・ブロック、クラフト用の素材、グルーガン、カラフルなマーカー、発泡スチロールのカッター、テープ、クリケット、モーター、センサー、ピコブロック・プログラミング・ソフトなど作品作りに必要なすべての道具を準備し、デモンストレーションを行います。

●PLAY:遊ぶ
CAMPスタッフは、こども達に実験して新しいことを試してごらんと促します。こども達がフロアのいたるところで作品を追いかけたり、思いもよらない形でクラフト用の素材を使っていたり、クリケットのサウンド・ボックスを通して音響の効果を加えてみたり・・・と、ワークショップには遊び心がいっぱいでした。

●SHARE:共有する
こども達は、お互い直接的に協力し合わなければいけない二人一組で作品作りをしていました。しかし、そこには共有するという間接的な形もあるのです。あるグループがロボットのボディに段ボール箱を使った時、他のグループはそれに気づき、同じように作品に段ボール箱を使い出したのです。

●REFLECT:ふりかえる
残り1時間になった頃、各チームは説明を書いた小さなポスターを作り、作品の写真を撮りだしました。ポスターを作ると同時に、こども達は作品から一歩離れ、その作品の根本にあるアイディアについて考える必要があったからです。

●IMAGINE:(再び)想像する
この日のワークショップは、すべての作品のデモンストレーションとプレゼンテーションで終了しました。でも、それは本当の終わりではありません。「想像する→つくる→遊ぶ→共有する→ふりかえる」というプロセスを進んで行くとき、すでにこども達は次の作品の新しいアイデアやつくり方を想像し始めているからです。

創造的な学びのプロセスは、終わることがありません。想像から創造へ、そしてまた想像へと繰り返されるスパイラルなのです。



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